【2級ボイラー技士】ボイラー実技講習&免許申請の話

こんにちは、ねこまたです。
先日、ボイラー実技講習を受けてきました。

講習の申込から修了証をもらうまでの流れを説明したいと思います。
免許申請もしたので、そのことについても少し説明します。

 

2級ボイラー技士について
 

2級ボイラー技士は労働衛生安全法に基づく日本の国家資格の一つで、ボイラー技士の中で最も階級の低い資格です。その上は1級、特急とあり階級が上がるにつれて扱えるボイラーの範囲が増えていきます。

 

2級ボイラー技士免許取得者は、25平方メートル未満のボイラーを取り扱うことができます。ボイラー技士が必要な設備の管理・点検などで役立ちます。

 

資格は実務経験等の制限がなく誰でも取得することが可能です。
資格の取得には以下の2つの要件を満たしている必要があります。

 ①ボイラー取り扱い実地修習、小規模ボイラー取り扱い等一定の実務経験を有すること。
 ②2級ボイラー技士免許試験に合格していること。

①は日本ボイラ協会が主催している講習に3日間参加すればOKです。

 

日本ボイラ協会

ボイラーや圧力容器の検査・検定を行う機関。
ボイラー・圧力容器関係の講習会を各都道府県で定期的に実施している。

 

今回紹介するのは①の項目です。

 

②の項目は数か月前に取得しました。

詳しく知りたい方は過去のブログを参考にしてください。

 

neco-mate.hatenablog.com

 

 

 

準備

 

注意
今回紹介するのは、私が住んでる地域での方法です。
場所によっては申し込み方法、受験料などが異なっている可能性がありますので、
自分が住んでいる地区にあるボイラ協会の情報鵜をご確認ください。
 

都道府県にある日本ボイラ協会に申し込みをします。

 

ホームページで案内を確認

 

ホームページから受講案内のPDFを印刷します。

開催地、日付、料金などの情報と「受講申込書」が書いてあります。

 

申し込みは受講日の2か月前あたりからできます。

自分が受けたい場所と日付をしっかり確認しましょう。

私の住んでる県では会場が5つありそれぞれ年1、2回開催してました。
会場は高校やボイラー関係の施設、職業訓練施設などです。

 

申込書が手に入ったら以下の手順で申し込みをします。

 

受講料の支払い
 
「申込書」の記入
 
「申込書」の送付

 

 

申し込み

 

受験料の支払い

 

支払い方法には以下の2つがあります。

 ①「申込書」と一緒に現金を持参又は現金書留により送付する

 ②ボイラ協会の銀行口座に振り込む

 

私は②の方法で支払いをしたので②を紹介します。

 

受講案内に振込先が書いてあるのでそこに受講料・テキスト代を振り込みます。

申込書と提出するため、払込みが証明できるものを残しておいてください。

 

料金(消費税込み)
受講料       21,000円
ボイラ実技テキスト  1,151円
ボイラー図鑑     1,375円
         計 23,526円

この他、受講者任意で選択して購入できる受験対策用図書が3つほどあります。
まだ学科試験の準備をしていない人は買ってみるのもいいかもしれません。

 

「申込書」の記入

 

申込書を記入していきます。

記入内容は、「氏名」「住所」「勤務先」「受講料の合計金額」そして「受験希望会場」です。

 

POINT

申込書には「小型ボイラー関係法令教育」の受講案内もついてきます。
この講習は「ボイラー実技講習」が3日間終わった後1時間だけ受講します。
その日のうちに「小型ボイラー取扱業務特別教育修了書」が手に入り、小型ボイラーの取り扱いができるようになります。
受講料は3,917円です。
※2級ボイラー技士免許で小型ボイラーもカバーできます。2級ボイラー技士免許がすぐに手に入る人は必要ありません。

 

小型ボイラー

ゲージ圧力0.1MPa以下で使用する蒸気ボイラーで、伝熱面積が1m2以下のもの又は胴の内径が300mm以下で、かつ、その長さが600mm以下のもの。
特別講習を受けることで取り扱うことができる。

 

「申込書」の送付

 

用意するもの
・ボイラー実技講習受講申込書
・払込受領証明書等
・自動車運転免許所・パスポート等の写し
 

上記三つを案内の送付先(日本ボイラ協会)に送付します。
※FAXでも可能です。

 


 

そのうち受験票が届きます。

受講日まで失くさないようにしましょう。

 

ボイラー実技講習受講

 

用意するもの
・受講票
・筆記用具
・3日目は作業着
 
受講時間は3日間とも9:00~17:15です。
1時間ごとに休憩が10分あります。
お昼休みは50分です。
 
 1、2日目
基本的には座学のみです。
内容は、ボイラー取扱いが8割、燃焼についてが2割という感じで、法令関係はありません。
 
 3日目
作業着持参ですが持ってない人は普段着でも問題ありません。
ボイラーを目の前にしての実習や、PCを使ったシミュレーションを行います。
そのほかの時間は付属品を実際に触ったりします。
 

講習会場のビルの地下にある暖房用ボイラーを見に行きました。
1、2日目はずっと座っていたのもあり3日目は割と楽しめました。

 

3日間の講習が終わると「ボイラー実技講習修了証」をもらえます。
これと、「免許試験合格通知書」を免許証発行センターに提出すれば免許が発行されます。
 
以下からは免許の発行手順について説明していきます。
 
 
 

免許証の発行

 

免許申請書の入手

免許申請書一式は学科試験を受けた会場で手に入ります。

試験を受けた後に一部ずつもらえるので必ず持って帰りましょう。

免許申請書一式
①送付用封筒
②免許申請書等手続きの手引き
③免許申請書
④返信用封筒
 免許申請書一式

 

内容は上の通りです。

 

①の中に②③④が入っています。

③④を①の封筒に入れて送付します。

④は免許証を入れて送ってもらうための返信用封筒です。

 

申請書記入

用意するもの
⑤免許試験合格通知書
⑥実技講習修了証
・免許申請書一式(上記の通り)
・1500円収入印紙
・証明写真(24mm×30mm)
・404円切手(返信用封筒用)
 合格書、修了証

 

②「免許申請書等手続きの手引き」を見ながら③「免許申請書」を書いていきます。

表面に「証明写真」裏面に収入印紙(1500円)」を必ず貼ってください。

 

④「返信用封筒」に404円切手を貼ります。

 

完成したら、

③「免許申請書」
④「返信用封筒」
⑤「免許試験合格通知書」
⑥「実技講習修了証」

の4点を①「送付用封筒」に入れて簡易書留で送付します。

 

簡易書留のため郵便局の窓口から送付です。

そのため、あらかじめ切手を貼る必要はありません。

その場で切手代と簡易書留代を払います。

 

料金は計460円です。

・切手代 140円
・簡易書留代 320円

 

以上で免許申請は終了です。

 

そのうち免許証が返信用封筒に入って届きます。

ちなみにボイラー技士は免許更新がないのでその免許証は一生涯使うことができます。

おわりに

 

思い立ってから半年でやっと免許が取れました。

 

2級ボイラー技士は学科試験に合格するほか、実技講習を受けなければならないので、「危険物取扱者」のような試験一発でOKな資格に比べると少し手間がかかります。

 

試験、講習が平日しかやっていない、試験会場が全国8か所しかない、講習費が高いなど厳しい面が多々あります。

趣味で取るにしては少しコスパは悪いです。

 

いろいろマイナスなことを言いましたが、

ボイラー技士の活躍の場は広いので、持っていて損はないと思います。

 

このブログを読んで興味が出た人はぜひトライしてみてください。

 

 

「学科試験」のことも知りたい人は過去の記事を参考にしてください。URL 

 

neco-mate.hatenablog.com

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上に戻る